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新製品のお知らせ

「フッ素ガス測定装置」・「ヨウ素ガス測定装置」・「CARS顕微鏡システム」の紹介

2023年10月17日

 このたび、フォトサイエンスでは「フッ素ガス測定装置」及び「ヨウ素ガス測定装置」を販売開始し、「CARS顕微鏡システム」をリニューアルしました。

「フッ素ガス測定装置」
 フッ素ガス(F2)は等核2原子分子のため赤外不活性です。そのためフッ素ガスの同定・定量分析には紫外領域(280nm付近)の吸収を用います。また、フッ素ガスは腐食性があり、危険性が高いので測定には特殊な気体セルが必要です。

 フッ素ガスの気体セル本体はニッケル製、窓板はCaF2(フッ化カルシウム)です。インラインで測定を可能とするため光はファイバーにより導入・取り出しができます。気体セルからの光は小型分光器に導入し、スペクトルを測定することができます。クリーニングのためのヒーターが取り付けてあり、常に清浄な状態で測定が可能です。

「ヨウ素ガス測定装置」
 ヨウ素ガス(I2)は等核2原子分子のため赤外不活性です。紫外・可視領域の吸収(190nm、520nm付近)を用いてヨウ素ガスの分析を行います。本装置はヨウ素ガス測定用長光路セルです。長光路セルは直接お手持ちの分光光度計に取り付けることができます。また、光ファイバーを通して接続することもできます。長光路セルはマントルヒータ付きで一定温度に保つことができます。

「CARS顕微鏡システム」
 CARS(Coherent anti-Stokes Raman Scattering:コヒーレントアンチストークスラマン分光法) 顕微鏡システムは波長の異なる二つのパルスレーザーを対物レンズを用いて試料内で交差し、空間分解能が高く、指向性のよいラマン信号を得ることができる非線形光学効果を応用した顕微鏡システムです。フォトサイエンスでは、一度開発を行いましたが、最新のソフトと光源を用いてリニューアルしました。尖塔出力が大きく繰り返し周波数の高い超短パルスレーザーとスーパーコンティニューム(SC:Supercontinuum)光が手軽に利用できるようになりCARS顕微鏡は身近になりました。

 フォトサイエンスではこれらの問題を解決し、導入されるお客様のニーズに合わせた改良を行い、装置開発を行います。
納期や価格などはお問い合わせからお気軽にご質問下さい。

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